子供の学力は母親の遺伝に影響される?文科省レポート感想
- 2018.12.14
- 知育教育
子供の学力は母親の遺伝に影響されるって本当?文科省レポート感想
文科省のホームページ内にある「保護者に対する調査の結果と学力等との関係の専門的な分析に関する調査の研究」というレポートを読みましたので、簡単な内容と感想をお伝えしたいと思います。
子供の学力は母親の最終学歴が関係するの?
子供の頭の良さは母親の遺伝が関係すると聞いた事がありませんか?
文科省のレポートによりますと、数学Bの教科で子供の正答率を調べたところ、母親の最終学歴が、
「高等学校・高等専修学校」 正答率 43.3%
「短期大学・高等専門学校・専門学校」 正答率 50.6%
「大学」 正答率 60.0%
となっているそうです!
ちなみに父親の最終学歴ですと、
「高等学校・高等専修学校」 正答率44.1%
「短期大学・高等専門学校・専門学校」 正答率 48.2%
「大学」 正答率56.5%
だそうです。
やはり、父親もそうですが、母親の最終学歴の方が影響していますよね!
どうして母親の方の影響が強いのか?
私の意見ですが、母親の方が子供と一緒にいる時間が長いからなのではないでしょうか。
そして、母親の学力が高いほど子供の勉強に関心があり、勉強の仕方をより適切に教えられるからなのではないでしょうか。
そう考えると、遺伝というよりは母親の関心や関わり方が大事だと思いませんか?
親が低学歴・教育格差があっても意識次第で改善可能です!
レポートによりますと、世帯年収が高く、親の最終学歴が高い家庭ほど子供の学力高い傾向にあります。
しかし、一方でそのような環境でなくても高い学力の子供も一定数存在するのです!
ですので、世帯年収が低かったり、母親が低学歴で遺伝子的に無理だと諦めず、意識次第で子供の学力を高めることが可能なのです!
レポートの中には、学力が高い傾向にある子供の特徴も書いてありましたのでいくつか紹介しますね!
これは、親が行動や意識をしていることも含まれますので参考にしてみてください。
- 規則正しい生活をし、毎日朝食を食べさせている
- 学校以外の教育支出が多い
- 計画的に勉強をするようにうながしている
- 図書館や博物館、科学館などに行く
- 本や新聞を読むようにすすめている
- 英語や外国の文化に触れるようにする
- ゲームやテレビは制限するか見せていない
- 友達のこと、進路のこと、社会の出来事などを話す
たくさんありましたが、ざっとこんな感じでした!
親も規則正しい生活をし、本や新聞を読んだり、社会の出来事に関心があると良いそうです。
おそらくですが、先ほどお話しした通り、
世帯年収が高い&親の学歴が高い
↓
子供の勉強や学力向上に関心が高い
という関係なのだと思います。
ですので、遺伝のことを気にするのではなく、学力が高い傾向にある子供の特徴を意識して行動する方が良いですね!
文科省のホームページ内にある調査研究されたレポートなので、信憑性は高いと思います。
みなさんもぜひ読んでみて、出来ることから実践してみてくださいね!
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